男女差をうまく使えないか?

今日は、私が「若い女性」であることを武器にしていたときの話。

ここのところ、セクハラだ女性問題だと、そんなニュースばっかりです。
不倫騒動が少し落ち着いたかと思っていたのですが、人間のトラブルって男女関係か金銭のもつれ・・・みたいなのに終始していくものなのかもしれません。

男尊女卑はいやだけど、男女差があるのは当たり前だし、
違いがあるからこそ、良いパートナーに恵まれれば助け合って生きていけるって可能性も感じます(私生活で試したことないですが:苦)
仕事においても、男女差をうまく使えるシチュエーションはありそうです。

私がそれを最初に知ったのは、大学4回生の就活中のことでした。
内定者だけが集められて配属先を決める面接があったとき
当時の支店長で若き役員だったTさんという方が、
「これからは、女性を外交に出そう。男より頼りになる!」と言って、本当に私を含む新人女性3人を、会社の歴史上初めて法人マン(ウーマン、か)に抜擢したのでした。

彼が私たちに期待したのは、初回訪問の突破力と、その後のリレーションシップマネジメントにおける粘り強さと丁寧さ、でした。
もちろん、すべての女性がコツコツ粘るわけじゃないですが、相対的に見れば男性より「長丁場」に強い傾向があるのは確かでしょう。当時のIPOは、いまよりもっと時間のかかる道程だったので、幹事証券としての信頼を勝ち取るために、男性の瞬発力だけでなく女性の持久力に期待をかけた、というわけです。

実際、経済知識に関しては部内で間違いなく最低レベルであった私ですが、初めて訪問した会社で「中に通してもらう」ことに関しては、かなりのハイアベレージを誇っていました。

女性外交員なんて珍しいな。どんな子だろう? という好奇心
こいつなら、押し売りもしないだろうし、すぐに追い返せる という油断
若い女の子だし、休憩を兼ねてお茶飲んでしゃべってやるか という男心

・・・そのへんをくすぐれば、切れ者の男性社員よりもファーストコンタクトをとるのは簡単だったのです。
もちろん、その後に信頼してもらう(会社のお金を任せてもらうレベルの信頼って、普通にモノを買ってもらうより大変だということは、もっと後になってからわかりました)には、いろいろと努力が必要ですが、そこでもやはり先輩の男性社員のやり方を見習いつつも、女性らしいきめ細やかな情報提供やフォローができないかと工夫したものです。

たぶん、平成初期の証券会社なんて、めちゃくちゃ男性上位でしたし、私が最終的に退職を決断したのも、「女性は頑張っても上にはいけない」という諦めが最大の要因でしたが、一時の気まぐれにしろ、ちょっとした思いつきにしろ、「女性に任せてみたい」と感じ、英断し、実行してくれたTさんには感謝していますし、すごい方だったなと思います(ちなみにTさんはその後、早期退職して本を著したりとご活躍のようでした)。

この外交経験は、フリーになってからの営業力や、記者としてのインタビュー力のベースになりました。「女を使う」と言うと悪い意味にとられがちですが、女性らしさは強みになりますし、まだまだ男性社会の世の中で決裁権を持つ男性に敵視されにくいポジションをとれることは、女性の特権だと確信しています。

そして、「若い」女性でなくなった今は、さらに伸び伸びと女性力を発揮できるようになりました。「媚びてる」とか「できてる」とか、言われなくなりますからね(笑)。
仕事のシーンで使える「女」っていうのは、“お母ちゃん力”や“娘力”なのかもしれません。「おかんの言うことには逆らえないな」とか「娘のためなら、ひと肌ぬぐか・・・」とか、そんな風に思ってくれる男性は、セクハラとは無縁だし、女性活躍をバックアップしてくれるような気がします。

コメントを残す