私は、運転免許(完全なペーパーですが)以外にも、いくつかの資格を持っています。

国家資格は、栄養士と情報処理技術者(シスアド)。
民間資格は、アスリートフードマイスター、ビジネスコンプライアンス検定。
英検は3級、TOEICは700点台です。
あ、忘れてた。証券外務員! 1種・2種両方とったのでした。

で、就活中の学生さんやら、独立志望のOLさんやら、再就職希望のママさんたちから質問されるのが、「どの資格が役に立ちますか」とか「仕事を得るには、何をとっておくのがいいですか」といったこと。
最近の学生さんは、「いくつ持っていればいいでしょう」と深刻そうな顔できいてくることも。

まぁ、たしかに、新卒採用をするときに「選べる立場」にある企業なら、合否のボーダーライン上にいる学生さんたちをふるいにかける目安として、資格の有無や酒類、ときにはその数を意識することがあるかもしれません。でも、ほとんどの場合は、「そんなの関係ない」というのが現実のように思います。

さっきまで忘れていた証券外務員資格だって、就職してから必要に迫られてとっただけです。宅建とかツアコンの類も後から取る人が多いのではないでしょうか。それでいいんです。医師・弁護士の類は、取らないことには話になりませんが例外です。

ましてや、「独立」志望の人なら、資格より実務経験を優先して!
と叫びたい。
いま、それっぽい資格がいろいろあります(私が持っている中では、アスリートフードマイスター)が、それをとったから仕事が得られるわけではありません。活躍している一部の人をメディアが紹介するから、勘違いして資格を取ろうとする人が多いですが、胴元(資格試験をやっているところ)が儲かるだけで、資格取得者は取得後に自分でさらに頑張らないとダメなんです。

何を頑張らないといけないか というと、差別化です。ブランディングです。
「私は、ほかの人にはできないことができますよ~」
というアピールをしなければ、誰からも指名されません。それが、待っていれば仕事がふってくる会社員との大きな違い。

そして、もうお気づきの方もいるかと思いますが、資格を取るということは、「ある基準に照らして、私と同じレベルで仕事を出来る人が大勢いて、この資格名を冠につけています」という表明にほかなりません。

差別化と真逆 なのです(なんとも残念)。

ですから、資格を看板にブランディングをするためには、
「自分と同じレベルでこれを出来る人はほかにもいますが」という前提で、
「ただし、この部分に関しては、私にしかできません!」みたいなことを主張することが肝なんです。

栄養士なんか、腐るほどいるうえに、どんどん数が増えていきます(養成校は多いですよねぇ)。
こんな暗~~~い記事も出てました。

国家資格なのに稼げない!脱落者続出「管理栄養士」の受難
(ダイヤモンドオンライン)

栄養価計算できます という人がほとんどなので、「実際に美味しい料理がつくれます」とか、「メーカーの商材に応じたレシピ作成ができます」とか「自分の体を実験台にして、●●に効くメニューの提案をしています」なんて人に仕事が舞いこんできます。

私なんて、ライターという資格不要の職業を選んだおかげで、逆に「ライターなのに、ちゃんとした資格を持ってるんだ」と珍しがられたり、理系出身、金融出身であるというルーツのマイナーさを重宝がられたりして、27歳でデビューという遅れを取り戻すことができました。
何かで読んだか、誰かに励まされたか忘れちゃったんですが

風が逆風なら、反対を向けばいい

要するに考え方ひとつで、風はフォローにもアウェイにもなるってこと!

悩んでいるときこそ、視点を変えてみれば、
「いまのままで出来ること」
が、いろいろみつかると思います。