最近のビジネス書とか自己啓発本の類で設定されている日本人の人生って「100年」ですよね。はっきり覚えているわけではないですが、私が若い頃=昭和=少なくとも30年ほどさかのぼった時代 は、「80年」くらいの設定だったように思います。

しかも、60歳くらいになったら、「引退」して「老後」を愉しむ という、山を下りていくようなダウンシフトが定石でした。あぁ、これでのんびりできる ってなもんで。

ところがいまは、全体が20年伸びただけでなく、行けるところまで頑張ろう!最後まで若々しく、イキイキと活躍を~ というムードが漂っています。
個人的には、そういう圧が苦手です。
苦手なんだけど、あまり流れに逆らってばかりだと、それはそれで生きずらいですし、家系的に長生きしそうな予感もしていて(喜ぶべきことなんでしょうが)、「50でライターを引退してダウンシフト」するはずだった計画が、すっかりズレてきた今日この頃です。

仮に80歳くらいまで働くとしたら、22歳からの社会人人生は58年あることになり、いまちょうど半分くらいになろうかというところ。書いているだけで気が遠くなるほど、ゴールが遠すぎます。
仕事に限らず、日々の暮らしにおいても、「ひとりで最後までいけると思ったけれど、無理かもしれない」という不安がじわじわと増殖しています。
対応策として、結婚は考えていませんが、ご近所づきあいを重視しています。こちらは、5年ほど前から着手したので、それなりに「リビングにあがってもらえる(あげてももらえる)」距離感のお友達が少しずつ増えてきて、気持ちが満ちてきました。
一方、仕事のほうは滅茶苦茶です。うっかり就職してしまったことが仇となり、フリーで一緒にやっていく人が・・・いない。いや、いろんな方にお世話になっています。いますが、ご近所づきあいに比べると「腹を割って話せる」感じの親密な仲間をつくる努力を怠っていました。どうせ利害が生じるのだからクールな関係のほうがやりやすいと考えていた時期もありましたし。

それを、悔やんでいます。

後悔先に立たず、ですので、悔やんだからといって、若い頃にドロドロになるまで一緒に徹夜して頑張った仲間たちが蘇るわけではないので、また新しい信頼関係を築いていくしかありません。
「先が長い」と思うなら、「まだまだ時間がある」と切り替えて。

もちろん、もはや、ドロドロになるまで働ける体力は残っていないので、いまの自分の力に見合ったアウトプットに付き合ってくれる人を探さなくちゃいけないんですけどね。簡単ではないと思うけれど、いつだって本当に必要なものは、探して探して手に入れてきたので、こちらから先に腹を見せる姿勢でいれば、きっと大丈夫だと信じています。